罰を与えるよりも、謝ってほしい…いじめ調査でわかった子どもの思い

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堤恭太
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 後を絶たない子どものいじめについて、小中高生の約7割が加害者に罰則を与えるよりも、反省と被害者への謝罪を求めていることがわかった。いじめに関する相談を受け付けている埼玉県川口市のNPO法人が、全国の小中学校と高校の計116校を対象にアンケートを実施し、結果をまとめた。

 調査したのはNPO法人「Protect Children~えいえん乃えがお~」。いじめが減らないなか、子どもたちに率直な意見を聞いて課題を探ろうと、1~2月に全国の教育委員会や学校を通じ、小学46校、中学49校、高校21校の児童や生徒に意見を聞いた。有効回答は2万6652人。

 加害者に「どうして欲しいか」との設問の回答は、「反省して謝って欲しい」が最多の68・3%で、「先生や親が注意して欲しい」の22・6%が続いた。「教室に入らないようにして欲しい」は4・9%にとどまり、子どもの多くに、罰則を求めるという視点がないことが明らかになった。

 理想的な相談窓口については…

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