制服や学用品の再使用 天降川小で保護者が取り組み

ライター・寺師祥一
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 鹿児島県霧島市立天降(あもり)川小学校で、卒業生が使用した物をリユース(再使用)する取り組みがあった。今春の卒業生らが、使っていたランドセルや制服、鍵盤ハーモニカなどを持ち寄った。

 4月2日、会場の体育館にはランドセル33個、制服136着、体操服83着、体育館シューズ22足、鍵盤ハーモニカ18台、算数セット12個、給食用トレー9枚が寄せられた。ランドセルを持ってきた女子生徒は「6年間、大切に使ったので、次に使ってくれる人も大事にしてほしい」と託した。

 同小の卒業生、原口直美さんが「校内でモノがめぐるきっかけになれば」と保護者に呼びかけて実現した。卒業後に制服や体操服などがリサイクルに回されたり、処分されたりすることが多いと知り、保護者にアンケートをしたところ、リユースに関心があることが分かった。「天降川小から始まる『SDGs』の、はじめの一歩です」

 ランドセルは、国内で学ぶ外国籍の子供らを支援するNPO法人若者・留学生サポートステーション響(鹿児島市)が引き受け、希望者に届ける。制服などは学校に寄贈し、成長にあわせて在校生の制服と交換するなど独自のシステムづくりを検討している。(ライター・寺師祥一)