コンテナ型ホテル、災害時には避難拠点に 浴室や冷蔵庫も完備

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中島健
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 宮崎県都城市は、災害時に客室を運び、避難施設として活用できるコンテナホテルを運営する「デベロップ」(本社・千葉県)などと災害協定を結んだ。同社は6月、都城市神之山町に37室のホテルを開業する予定で、市はコンテナを移動させないまま、ホテルを被災時の避難拠点として利用することを検討している。

 開業するのは「ホテル R9 The Yard 都城」。2876平方メートルの敷地に1台13平方メートルのコンテナ37台を並べ、定員2人の客室とする。客室はユニットバスや冷蔵庫、電子レンジなどを備え、ツインとダブルの2種類がある。

 コンテナはナンバーが付いた「車両」で、被災自治体から要請を受けると、ホテルとして使う時の階段や水道、電気などの配管を取り外し、トレーラーで牽引(けんいん)。被災地に運んで外部電源とつなぐなどすれば、避難所として活用できる。

 同社は、この場所が宮崎道都城インターチェンジに近いことや、被災しづらい立地、長期滞在のビジネス需要を考えてホテル開業を決めたという。

きっかけは東日本大震災

 協定を結んだ4月8日時点で…

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