散歩中の園児ら16人の死傷事故から3年 関係者が現場で献花 大津

茶井祐輝
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 大津市の県道交差点で2019年、右折車と直進車がぶつかり、巻き添えで保育園児ら16人が死傷した事故は、8日で3年がたつ。園児らの保育園関係者や滋賀県警幹部らが6日、事故現場で黙禱(もくとう)し、献花した。

 事故は午前10時15分ごろに同市大萱(おおがや)6丁目の交差点で起きた。右折車と直進車が衝突し、散歩中で歩道にいた園児の列に直進車が突っ込んだ。園児2人が死亡し、園児11人と保育士3人が重軽傷を負った。

 集まった人たちは午前10時すぎに黙禱。大津署の時田保徳署長は「心から哀悼の意を表します。事故を決して風化させてはならない」と話した。県警はこの日、保育園児や幼稚園児が通る同市内の交差点計5カ所に警察官を置き、警戒にあたった。

 右折車の女性(55)は自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の罪などに問われ、禁錮4年6カ月の判決が確定した。

 直進車の女性(65)は同法違反容疑で書類送検されたが、大津地検は、速度超過や前方不注視もなく「刑事責任に問える過失は認めがたい」として不起訴処分(嫌疑不十分)とした。遺族らは昨年5月、女性の不起訴処分を不服として大津検察審査会に審査を申し立てたが同年12月、審査会は「不起訴相当」と議決した。(茶井祐輝)