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原因不明の小児急性肝炎、国内で新たに4人 アデノウイルス検出も

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市野塊
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 海外で原因不明の子どもの急性肝炎の報告が相次いでいる問題で、厚生労働省は6日、可能性のある患者として国内で新たに4人の報告があった、と発表した。合計で7人となり、このうち1人から、英国などが関連性を調べているアデノウイルスが検出された。

 新たな4人は、5日までに報告があったA~E型肝炎以外とみられる急性肝炎で、16歳以下の小児で見つかったもの。厚労省は容体を明らかにしていない。重症者が受ける肝移植の報告はないという。厚労省が昨年10月以降の全症例を対象に、自治体などに情報提供を呼びかけていた。

 世界保健機関(WHO)によると、4月21日時点で12カ国で169人の報告があり、うち74人からアデノウイルスが検出されている。アデノウイルスが原因かはまだわからないが、中でも「41型」という種類が多く見つかり、英国の健康安全保障庁が関連を調べている。ただ、国内で見つかった1人は、これとは別の「1型」だったという。

 厚労省によると、今回の急性肝炎について、アデノウイルスの1型が検出された例は海外での報告も含め、珍しいという。厚労省の記者会見に同席した斎藤智也・国立感染症研究所感染症危機管理研究センター長は、1型と急性肝炎の関連については「あるともないとも言えない」としつつ、1型の報告が少ないことから「まだ原因というには遠いものの一つ」だと話した。

 また、報告された計7人のう…

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