「戻ってきてくれ」切望した再戦 優勝でも残る「2人の貴乃花」の謎

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抜井規泰
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 「あの日、貴乃花は2人いた」

 貴乃花と再び戦えば、その謎が解けるはず――。そう信じた武蔵丸は貴乃花の復活を待ち続けた。貴乃花の一つ年上の武蔵丸。もう全盛期は過ぎていた。「いつ引退してもおかしくなかった」

 だが、貴乃花のけがは重く、1年待っても戻ってこない。再戦を果たすまでやめられない武蔵丸は「戻ってきてくれ、と願掛けしていた。待ち続けることが、あれほど苦しいとは思わなかった」。

「綱の意地」ぶつけあった最後の対決

 一方、貴乃花も追い込まれて…

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