雪の至仏山 大型連休でにぎわう

柳沼広幸
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 尾瀬を代表する山、至仏山(しぶつさん、2228メートル)は雪に覆われ、優美に輝く。群馬県片品村戸倉の鳩待峠からの登りは大型連休中、大勢の登山者やスキー客らでにぎわった。今月7日から6月中は高山植物の植生を保護するため、登山道は閉鎖される。夏山が始まるまでいったん静けさを取り戻す。

 「着いたー」。快晴に恵まれた4日、約3時間かけて山頂にたどり着いた登山者が歓声を上げた。登山者の列は続き、山頂は大にぎわい。眼下には雪の尾瀬ケ原、正面は尾瀬の盟主、燧ケ岳(ひうちがたけ、2356メートル)。「尾瀬沼を引立てるものが燧岳とすれば、尾瀬ケ原のそれは至仏山であろう」。作家の深田久弥は「日本百名山」の中でそう紹介した。

 スキーやスノーボードを担ぎ上げた愛好者は、広々とした雪の山腹に自由な線を描きながら滑り降りた。(柳沼広幸)