野生動物やペットの病気を一元的に把握 全国初の施設設置へ

山崎毅朗
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 福岡県は、県内の動物の病気の動向を一元的に把握する「動物保健衛生所(仮称)」を全国で初めて設置すると発表した。従来も家畜の病気の予防を行う施設はあったが、野生動物やペットまで監視の範囲を広げる。

 県は、野生のコウモリ由来とされる新型コロナウイルスのような人獣共通感染症に備える、「ワンヘルス」の取り組みを進めている。今年度中に新たな保健衛生所の基本構想を策定し、保健医療経営大学(みやま市)の敷地内に整備する。

 現在は県内4カ所にある家畜保健衛生所が家畜の伝染病の予防にあたっているが、野生動物やペットなどの病気の発生状況は十分に把握されていない。新たな保健衛生所は、筑後家畜保健衛生所(筑後市)を移転・再整備し、野生動物やペットなどの病気の発生状況の統計的な把握を目指す。(山崎毅朗)