新幹線開業後の長崎線、JRが一部区間の新ダイヤ案を前倒し発表

大村久
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 西九州新幹線(武雄温泉―長崎)の9月の開業に伴い並行在来線となるJR長崎線の一部区間、肥前山口(佐賀県江北町)―諫早(長崎県諫早市)間の新ダイヤ案が4月28日、発表された。JR九州が利用客らの意見を募っている。

 この日、JR職員が肥前山口―諫早間の16駅に新しい時刻表案を張り出した。JR九州によると、新ダイヤ案は通常、3カ月前に発表するが、利便性の低下が懸念されていることから、沿線住民の不安解消のため通常より早く発表した。

 肥前山口―諫早間は、新幹線開業後は途中の肥前鹿島までしか特急が走らなくなる。新ダイヤ案は、博多―肥前鹿島直通の特急は上下7往復の14本(現在は博多―長崎間で約50本)と大幅に減る。普通列車は区間によって1~6本増える。担当者は「集まった意見をもとに、6月ごろに改定ダイヤを決めたい」と話す。

 週に1~2回、肥前山口駅を利用するという佐賀県大町町の松下美代子さん(77)は「今より不便になるのはやめてほしい」と話した。

 肥前山口―諫早間は、佐賀県と長崎県が鉄道施設を管理し、JR九州が列車の運行を担う「上下分離方式」となる。また、西九州新幹線開業に伴い、「肥前山口駅」の駅名が「江北駅」に改称されることも決まっている。

 意見や要望は駅員に伝えるかJR九州お客さま相談センター(0570・00・5154)へ。(大村久)