(6日、プロ野球 中日ドラゴンズ1―0阪神タイガース)
十回、中日・石川昂弥のサヨナラ安打が中前へ転がった時、大野雄大の姿を探す必要はなかった。
120球を投じた左腕にアイシングを施し、グラウンドへ飛び出したからだ。
「もう降板すると決まっていた。(石川)昂弥(たかや)に『絶対打ってくれ』と」
九回まで走者を一人も出さない「パーフェクト」。
延長に入り、十回2死から佐藤輝に中越え二塁打を打たれた。
だが、痛恨の表情はない。
唯一の被安打は、危険な、数少ない失投によるものだったからだ。
「本塁打になってもおかしくなかったと(捕手の木下)拓哉と話しました」。気持ちを締め直し、大山悠輔を二飛に仕留めた。
10回を被安打1、無四死球の完封勝利。勝負をやり切った顔がそこにあった。
「1点勝負」
試合に入ってすぐに覚悟した。
ここまで2戦連続で完投勝ち…
【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら
- 【視点】
今朝のスポーツ紙を楽しみにしてました。東京中日スポーツは「延長10回2死まで走者出さず 大野雄 準完全 報われたサヨナラ」。一方、阪神推しのデイリースポーツは裏一面で「青柳もスゴかった」。そう、青柳投手もスゴかったんです! スポーツ報