「全ロシアの母」赤旗おばあさん像が各地に、2次大戦のソ連を想起か

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 ソ連の偉業を汚す行為は許さない――。ウクライナ侵攻中のロシアで、ソ連国旗などの赤い旗を持つおばあさんの絵や像を飾る動きが広がっている。第2次世界大戦の対独戦勝記念日が迫る中、プーチン政権が今回の侵攻をソ連の勝利と重ね合わせ、ウクライナ東部の併合を狙っているとの見方も出ている。

 「アーニャおばあさんは世代を超えて続くナチズムとファシズムとの戦いの象徴となった。いまは東部ドンバス地方の母であり、全ロシアの母でもある」

 ロシア軍が大半を占拠したと主張するウクライナ南東部マリウポリを4日訪ねたロシア大統領府のキリエンコ第1副長官は、アーニャおばあさんの像の除幕式に出席し、こう訴えた。

謎めく「アーニャおばあさん」

 アーニャおばあさんが有名になったのは、4月上旬にウクライナ兵が撮影したとされる動画がインターネットで広まったからだ。

 動画によると、家を訪ねてき…

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