ロシア軍が侵攻を続けるウクライナでは5日から6日にかけて、北東部や南部でウクライナ軍がロシア軍を押し戻す動きが活発化した。多数の市民が取り残されている南東部マリウポリの製鉄所「アゾフスターリ」では6日、50人の民間人が退避に成功した。一方、9日のロシアの「対独戦勝記念日」に向け、ウクライナでは警戒感が高まっている。
ウクライナ軍参謀本部によると、北東部ハルキウ州で6日、ロシア軍が侵攻した五つの集落をウクライナ軍が奪還した。5日には、州内のハルキウやイジュームの都市部で戦闘があり、ウクライナ軍がロシア軍を押し戻したという。米戦争研究所は6日、ハルキウでの反撃について「これまでとは違い、広範囲のエリアを取り戻すことに成功した。ウクライナ側が攻勢に出ている」と分析した。
「子どものため…」ゼレンスキー大統領が呼びかけ
また、南部ミコライウ州とヘ…