「一律に全国大会を廃止しても…」バスケ協会が先行する改革のゴール

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編集委員・中小路徹
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勝利至上主義を考える

 行き過ぎた勝利至上主義が散見される――。そんな理由で、全日本柔道連盟全柔連)が小学生の柔道個人戦の全国大会を廃止した。一方、全国ミニバスケットボール大会は、今年3月に53回目が行われた。優勝チームのいない全国大会だ。大会を主催する日本バスケットボール協会で、昨年10月からU12(12歳以下)部会長を務める小林勉さんに聞いた。小学生の全国大会、必要ですか?

 ――全国ミニバスは2018年からレギュレーションを変えましたね。

 「優勝チームを決めず、出場全チームが3試合ずつを行う交歓大会にし、ベンチ入りした子どもが全員出られるようにするルールも設けました」

 「戦術面ではマンツーマンディフェンスを採るよう推進しています。背の高い子で中を固めて勝ててしまうゾーンディフェンスでは、足を使わなくなります。個々のスキルを上達させ、将来につなげるためです」

 ――どんな効果が出ていますか。

 「指導者が勝利にこだわることなく、まずは出場機会を創出したいという意識が高まってきました。以前は、1週間前から大会が開かれる東京に入り、練習試合をして準備するようなチームもありましたが、そういうことも減り、各家庭の経費負担も楽になったのではないでしょうか」

 「一方でまだ、ベンチからは…

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