無人潜水機載せた作業船「新日丸」、沈没現場に到着 知床観光船事故

【動画】作業船新日丸、網走港を出港し現場海域へ=戸田拓、角野貴之撮影
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 北海道・知床半島沖の観光船沈没事故で、海底の観光船を調べる無人潜水機を載せた民間作業船「新日丸」が、網走港を経由して7日夜、沈没現場に着いた。事故の発生から2週間がたち、乗っていた14人の死亡が確認されたが、なお12人の行方がわかっていない。海上保安庁は船内の確認作業を急ぐ方針。

 新日丸は7日午後3時前に網走港の埠頭(ふとう)に着岸。タラップがかかると、5、6人がスーツケースなどを持って乗り込んだ。網走市の担当者によると、食料や防寒具を積み、約2時間後に沈没現場へ向かった。

 観光船「KAZUⅠ(カズワン)」は水深約120メートルの海底で見つかった。国は今後、無人潜水機のほか、深い海に潜れる「飽和潜水」と呼ばれる特殊な方法も用いて船体を調査。その後は国主導で船体を引き揚げる方針を示している。

 現場では7日も海保や海上自衛隊が捜索活動を続けたが、不明者につながる手がかりは得られなかった。