コロナ、食害超え、菜の花畑復活・釜石で一般開放

東野真和
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 元冒険家の山田周生さん(64)が栽培する岩手県釜石市橋野町の菜の花畑の無料開放が7日、始まった。初日は約1ヘクタールの畑に農家の手作りおやつ販売やヨガ体験など12のコーナーが設けられ、親子連れらが楽しんだ。

 山田さんは世界中を旅した後、2011年の東日本大震災をきっかけに釜石市に定住。三陸の沿岸各地に菜の花を植え始めた。耕作放棄地を使って菜種油を特産品にしたり災害時の燃料にしたりするためだ。13年からは地元の元農家の畑を借りてこの場所で毎春イベントをしてきた。3年前は鹿の食害で全滅、2年前はコロナ禍で中止になったが、柵を張り巡らせ、規模を縮小して感染対策をしたうえで昨年再開した。

 山田さんは「イベントを通し、菜の花が持続可能なエネルギーや食のシンボルだと知ってほしい。海まで続く『菜の花ロード』にして観光客を呼べれば」と夢を語る。一般開放は15日までの午前11時から午後3時。東野真和