ミサイルで挑発、もう効果薄い? 発射後、謎の「沈黙」続ける北朝鮮

有料会員記事

ソウル=鈴木拓也
[PR]

 北朝鮮が弾道ミサイル発射について「沈黙」を続けている。ミサイルを撃った翌日には官製メディアの報道を通じてその目的や性能を国内外に誇示するのが通例だが、4日と7日に計2発の弾道ミサイルを撃ったことについてはこれまで報じられていない。どんな意図があるのか。

 韓国軍によると、北朝鮮は7日、咸鏡南道新浦(ハムギョンナムドシンポ)沖の日本海から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とみられる短距離弾道ミサイル1発を発射した。

 韓国の国防関係者らは、昨年10月と同様のロシア製「イスカンデル」に似た短距離弾道ミサイル「KN23」の改良型とみる。前回は朝鮮中央通信などが翌朝に、潜水艦からの発射を「再び成功させた」と伝えて写真や映像も公開したが、今回は8日朝には何も報じられなかった。

 北朝鮮は4日にも、平壌郊外の順安付近から日本海へ向けて弾道ミサイルを発射している。米韓が探知した飛行距離は約470キロ、高度は約780キロで、韓国軍は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を飛行距離を抑えて発射した可能性が高いと分析する。しかし、この発射についても北朝鮮メディアの報道はない。

失敗?心理戦? 読めぬ意図

 韓国軍の発表によると、今年…

この記事は有料会員記事です。残り604文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    パトリック・ハーラン
    (お笑い芸人・タレント)
    2022年5月9日12時8分 投稿
    【視点】

    北朝鮮にとって、ロシアによるウクライナ侵略は3つの理由で核開発を勧めたくなるもの。1つ目としては、以前イラクのフセイン政権やリビアのカダフィー政権の前例からすでにに受けていた「核を廃棄すると、政権は打倒され、指導者は死亡させられる」という教