T―岡田をノーサインで盗塁させた理由 「99%」の呪縛をといた日

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安藤嘉浩
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 大阪・履正社高校の岡田龍生・前監督(60)=現・東洋大姫路高校監督=の心に残る教え子がT―岡田(34)=岡田貴弘=だ。昨年、通算200号本塁打を達成し、プロ野球オリックスのリーグ優勝に貢献したスラッガー。「プロ野球しか考えていない」と話すT―岡田に対し、入学してすぐ、ダメ出ししたという。何が原因だったのか。

    ◇

 T―岡田は「中学生と思えないぐらい遠くに飛ばす選手がおる」と評判になるぐらい、入学前から有名な選手やった。大阪桐蔭高から中日入りした同学年の平田良介外野手(34)とともに進学先が注目されていたが、本人が「自宅から通える」という理由で、うちを選んでくれた。

 確かに、彼の打球の飛距離は、入学時から群を抜いていた。うちの練習グラウンドはライトフェンスの奥に高さ20メートルほどのネットが張られているが、彼の打球が頻繁に越えていくため付け足さなければならなかった。

 履正社では1年秋から打撃練習では木製バットを使うように指導しているが、T―岡田は入学して1カ月ほどで木製を使うよう命じたほどだ。

 ただ、入学してすぐ、彼に話した。

 「それではプロにはなれんで…

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