地下道に入ると隣の県まで? 「初見泣かせ」の国道交差点の不思議

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谷瞳児
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 香川には「初見泣かせ」の道路がある。細く険しい道ではないし、迷路のように入り組んでいるわけでもない。国道の交差点にある「地下道」だ。一度入ってしまうと、文字どおり泣きそうになるという。

 地下道があるのは高松市の上天神町交差点。JR高松駅から南に約4・5キロ。東西方向は徳島市松山市を結ぶ国道11号バイパス、南北方向は高松市中心部から高松空港へとつながる国道11号、193号だ。近辺には大型商業施設や飲食店が立ち並び、1日の交通量は10万台近くに上る。

口々に苦い思い出

 この地下道について取材していることを知った高松で勤務する同僚たちからは、堰(せき)を切ったかのように、「初見」時の苦い思い出が口々に飛び出した。

 「地下道に入っちゃって、このまま松山まで行ってしまうと思って泣きそうになった」「同乗者に『なにしてんの! 徳島まで行ってまうやんか』ってガチ切れされた」「徳島からの出張帰りに通って、『松山行っちゃう。いつまでも家に帰れない』とぼうぜんとした」

 どういうことか。

 記者も昨年4月の赴任当初、洗礼を受けた1人だ。国道11号バイパスの東向き車線を進み、交差点で右折するために1番右側に車線変更した。すると、その車線に突如、「徳島(地下道)」という案内板が現れた。

 「えっ、徳島? 地下?」。交通量が多く、左側の車線に戻れそうにない。そのまま、地下道に吸いこまれた。地下道入り口の案内板にも「徳島方面」の文字。徳島県境まで地下道から出られないのでは――。

交通量が多くて車線変更できず、地下道に吸い込まれた記者の車はどこに行き着いたのでしょうか。記事後半で紹介します。

 冷や汗が出かかった頃、あっ…

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