斎藤挑戦者の勝利=「おしん」 そのこころは… 豊川七段が読み解き

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構成・北野新太
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 卓抜なオヤジギャグで知られる副立会人・豊川孝弘七段(55)は本局をどう見たのか。「辛抱を実らせた『お慎(しん)』ですね」。斎藤挑戦者の姿を、名作として語り継がれるNHK連続テレビ小説の主人公に重ねた。

 斎藤挑戦者が最後に指した△3三桂は、久々に見たカッチョイイ手でした。3七の玉に刺さっていながら、△2一玉~△1二玉の逃走ルートも開けている。控室で検討していたプロもうなる見事な手で、まるで作ったような投了図になりましたね。24分も使った後で(粘りの手を指さずに)投了したのは、渡辺さんの美学でもあると思います。

 不思議で難しい手将棋(力戦)で、名局とも熱戦とも違う難局。南極ペンギンです。感想戦は1時間半にも及びましたけど、結論は出なかった。そのくらい難しい将棋でした。渡辺名人が▲8八飛(43手目)の局面まで事前に想定していたと明かしたことも衝撃でしたけど。

 斎藤挑戦者は、辛抱しながら…

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