多忙を極めた若い頃、いま感じる幸せ 内田有紀さんが語る自分らしさ

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ライター・土谷沙織
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 「人生100年時代」が近づく中、50歳はちょうど中間地点です。変わるカラダ、働き方、家族との関係……。朝日新聞と、宝島社女性誌「GLOW」の共同プロジェクト「Aging Gracefully」(エイジング グレイスフリー)は、家庭や職場、地域で大事な役割を担うミドルエイジの女性たちの「いま」と「これから」を見つめ、自分らしく年齢を重ねていくことを応援します。

 今回は俳優・内田有紀さんのインタビューをお届けします。

 10代で鮮烈にデビュー、時代を象徴するような数々のドラマや映画に出演し、人気俳優としてのキャリアを積み重ねてきた内田有紀さん。30代後半には、ドラマ「最後から二番目の恋」で不器用な引きこもり女性を好演し、演技の幅を見せてくれた。

 その後もコンスタントに存在感ある役柄を演じ続け、今年いよいよデビュー30周年。環境の変化について尋ねると、「お芝居の現場では、『できて当たり前』という空気を感じることもあります」と、ほほ笑みながら答えてくれた。

「ありがとう」と伝える幸せ

 若い頃はスタッフや共演者から「どんな感じでお芝居するのかな?」という、やや不安交じりの目で見られていたこともあるそう。それがキャリアとともに少しずつ、信頼、安心、期待へと変化してきた。だから今は「若い頃とはまた別の、緊張感、プレッシャーをひしひしと感じます」と笑う。

 シビアな芸事の世界では、「できた」だけでは成長はない。「厳しいダメ出し、多くの人の前での失敗はとても怖いです。でもそれがあるからこそ、さらに成長しようとするエネルギーになります」

 点数も正解もないエンターテインメントの世界。そこで目標ややりがいを心に刻むことは、走り続ける上での大きな力になる。

 「やはり作品を見られた方から『世界観に没入できた』とか、『思いがけず心が動いた』というような感想をいただいたとき、『やって良かった』と肩の荷が下りるような解放感に包まれます。それ以外の日々は、修業みたいなもの。この与えられた修業を一つ一つ大切にしたいと思っています」

 来る日も来る日も多忙を極め…

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