国際政治学者で慶大教授の中山俊宏さん死去 55歳

 国際政治学者で慶応義塾大教授の中山俊宏(なかやま・としひろ)さんが1日、くも膜下出血で死去した。55歳だった。葬儀は近親者で営んだ。

 東京都出身。専門は米政治・外交で、青山学院大大学院博士課程修了後、同大教授や防衛省参与などを歴任した。ウクライナ情勢をめぐって報道番組やSNSで活発に発言していたほか、5月下旬には自身が上席客員研究員を務める日本国際問題研究所の講演会にも登壇予定だった。著書に「アメリカン・イデオロギー」「介入するアメリカ」など。

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    佐橋亮
    (東京大学東洋文化研究所准教授)
    2022年5月10日20時46分 投稿

    【視点】職人気質の研究者でした。 多くの方にとって、中山俊宏という研究者はNHKやBSの報道番組でアメリカ政治外交、世界の今を、無駄のない言葉遣いで的確に説明する方として記憶されているでしょうか。彼にとってそれはとても嬉しいことなのだと思いま

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    牧原出
    (東京大学先端科学技術研究センター教授)
    2022年5月10日9時11分 投稿

    【解説】『米国共産党研究にみる政治的知識人エートスの変容』、中山さんの博論です。アメリカ政治でも、昨今のウクライナ問題でも、悩ましい問題をそうと認めつつ鋭く発言する中山さんの政治学者としての原点はやはりここでしょう。改めて中山さんのウクライナ問題に