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変異株にも別のコロナウイルスにも効く 「万能ワクチン」開発急げ

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瀬川茂子
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 新型コロナウイルスは変異を繰り返し、従来のワクチンの効果が下がることが懸念されている。様々な変異株や他のコロナウイルスにも効く「万能コロナワクチン」ができないか。次の世界的流行(パンデミック)に備え、世界で研究が進んでいる。

 ユニバーサル(万能)コロナウイルス・ワクチンの開発が急務だ――。

 米国のファウチ大統領首席医療顧問らは、1月末、米医学誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」でそう主張した。新型コロナは根絶できず、定期的に流行するだろうと指摘。ほかにも動物由来の未知のコロナウイルスが出現するかも知れないという。

 次にどんなウイルスが出現するのか予測はむずかしい。特定のウイルスに絞ったワクチンほどの効果はなくても、新型コロナだけでなく、類縁のコロナウイルスにも一定の効果がある。そんなワクチンをあらかじめ作ろうという試みだ。

 電機大手のNECはAI技術を利用した、次世代ワクチン開発に乗り出した。ワクチン開発を推進する国際団体「CEPI」(感染症流行対策イノベーション連合)が資金提供するプロジェクトだ。

 ワクチンは、免疫系にウイルスの特徴を「抗原」として認識させ感染に備えるものだ。現在使われている新型コロナのmRNAワクチンは、ウイルスが感染する際に必要な突起たんぱく質を体内で作って抗原とする。ただ、オミクロン株は、突起に多数の変異が入り、ワクチンの感染予防効果は下がった。

 そこでNECは突起以外のウ…

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