名人に「勇気の出る1勝」の斎藤挑戦者 終盤、微動だにしなかった訳

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北野新太
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 渡辺明名人(38)=棋王と合わせ二冠=に斎藤慎太郎八段(29)が挑戦している第80期将棋名人戦七番勝負の第3局(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、九州電力、QTnet協力)から一夜明けた9日午前、シリーズ1勝目を挙げて対戦成績1勝2敗とした斎藤挑戦者が対局地の「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」(福岡市中央区)で取材に応じた。

 前夜の睡眠時間は約3時間と明かした斎藤挑戦者だったが、熟睡できたような充実の表情で現れた。写真撮影では眼下に広がる福岡の街を穏やかなまなざしで見つめた。

 ――価値ある1勝を挙げた。

 「初白星を挙げて1勝2敗としたのは大きいと昨夜は思っていましたけど、現実的には一局を失っている(リードされている)状況で第4局を迎えるので、まだまだ厳しいと思い直しました。でも、次局に向けて勇気の出る1勝です。準備する期間のモチベーションは違ってきます。より気合を入れてできるのかなと思います」

一転、優勢になった終盤、渡辺名人がしきりに動きながら考え込んていたのに対し、微動だにしなかった斎藤挑戦者。記事の後半では、この理由についても尋ねました。

 ――夜の自室では棋譜を精査したと。

 「夕方の休憩で口にできなか…

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