対極の美、しなやか6メートルのドレス 小豆島にコシノジュンコ新作

紙谷あかり
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 【香川】小豆島の玄関口、土庄港ターミナルビル「アートノショーターミナル」に入ると、目に飛び込んでくる。

 直線的な造りの土台の上で、ドレスをまとった女性の腕や頭がしなやかに円を描く。人間が生み出した合理的な「四角四面」と、水の波紋など自然が作り出す「丸」。ファッションデザイナーのコシノジュンコさんが表現した「対極の美」だ。

 1990年に自身がデザインしたドレスが、作品の基になっている。今回、実際にドレスを着た女性を撮影し、世界最大級の3Dプリンターで等身大を制作した。高さ6メートルにもなる大作だ。腕や頭から伸びるパーツは幾重にも積み重ねられており、一番美しく見えるよう調整を重ねたという。

 下からも上からも作品を見ることができる。コシノさんは「下から見ると、天にそびえる竜のよう」。ターミナルはガラス張りで、日の差し方によって「陰と陽」の対極も生まれる。

=通期(紙谷あかり)

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 小豆島(土庄町)

【アクセス】高松港から土庄港までフェリーで1時間、高速船で35分。新岡山港からはフェリーで1時間10分。