県推計人口、26年連続で減少 3市町で増加

直井政夫
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 和歌山県は4月1日現在の推計人口は90万6968人で、26年連続で減ったと発表した。全30市町村のうち、増加したのは、3市町にとどまった。

 推計人口は、5年ごとの国勢調査の結果に各市町村から報告される住民基本台帳登録者数などの増減を反映させたもので、県が算出している。

 県によると、人口は男性42万7505人、女性47万9463人。前年にくらべて1万440人(男性4998人、女性5442人)減り、減少率は1・14%だった。

 出生数から死亡数を引いた自然増減については、出生数が減り、死亡数が増えたため、マイナス8千人。自然増減は人口より1年遅れて98年から減少し始めたが、最多の減少数になった。一方、転入数から転出数を引いた社会増減もマイナス2440人となり、人口減少に拍車をかけた。

 市町村別にみると、人口が減ったのは、27市町村。前年に比べて減少率が最も高かったのは、北山村(3・75%)。続いて、古座川町(3・53%)、九度山町(3・13%)、高野町(3・08%)だった。市では、有田市(1・87%)、新宮市(1・85%)の減少が目立った。和歌山市は0・81%、橋本市は1・35%、田辺市は1・62%、それぞれ減少した。

 一方、前年比で人口が増えたのは、上富田町(0・73%)、日高町(0・50%)、岩出市(0・19%)だった。上富田町の担当者は「防災に強い高台に宅地があり、周りの自治体から移住する人が多い」という。

 県によると、県内の人口が最も多かったのは、1982年(10月1日時点)の109万521人。推計では、2045年に67万人、55年に57万2千人と見込んでいる。(直井政夫)