電動化の波、揺らぐ「自動車王国」 地域トップ銀行はどう向き合うか

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聞き手・内藤尚志
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 愛知県トヨタ自動車が本社を構え、部品メーカーも集まる「自動車王国」。だが電気自動車(EV)の普及で、強みのエンジン技術が不要になっていく可能性もあり、将来像が見えづらくなっている。

 地域トップの金融機関として車産業を育ててきた三菱UFJ銀行は、どう対応するのか。4月に愛知県を含む東海地区の責任者についた高原一郎副頭取(57)に聞いた。

《たかはら・いちろう》名古屋市生まれ。南山大法学部卒。1988年に東海銀行(現・三菱UFJ銀行)に入り、営業や人事を担当。今年4月に三菱UFJ銀の常務執行役員名古屋営業本部長から副頭取に昇格した。

 ――三菱UFJ銀は源流の一つが旧・東海銀行です。愛知県内企業のメインバンク占有率はトップで、東海地区で大きな存在感があります。この地区の経済をどうみていますか。

 「悪くはない状態だ。影響力の大きい車産業では、半導体などの部品が不足している。サプライチェーン(部品供給網)が世界各地で崩れる中でも、当地ではチェーンを保っている。その強さのおかげだろう」

 ――工場の稼働が一時は止まり、納車も遅れ気味なのに、そういえますか。

 「生産をいつ止めて、再開し…

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