吉野家、採用説明会で外国籍の事前確認廃止 参加断った学生には謝罪

佐藤英彬
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 吉野家ホールディングス(HD)は9日、採用説明会で参加希望者が外国籍かどうか事前に確認することをやめることを明らかにした。子会社の牛丼チェーン「吉野家」の採用説明会への参加を申し込んだ大学生に、本人に確認しないまま外国籍であると判断して参加を断っていたことが発覚していた。

 吉野家HDによると、説明会の参加をキャンセルするメールを複数の学生に送っていた。9日までに全員にメールや電話などで連絡し、謝罪した。その上で、今後予定している説明会を改めて案内した。「ぜひ参加したい」という人もいたとしている。

 吉野家HDでは外国籍の学生が就労ビザを取得できず内定を取り消す事例が過去にあったという。2021年から外国籍と思われる学生には個別に連絡して、同意を得た上で説明会への参加を断っていた。

 問題の発覚で批判がでるなか、今後は全員が参加できる方法にした。内定後に就労ビザを取得できないリスクについては説明会で周知する。吉野家HDの広報担当者は「運用を改め再発防止に努めたい」としている。(佐藤英彬)