野田聖子・男女共同参画担当相は10日の記者会見で、政府の各種統計調査における「性別欄」のあり方について、専門家らによるワーキンググループ(WG)を内閣府に立ち上げたと発表した。多様な性への配慮や性別欄を設ける合理性などを検討し、夏ごろに方向性をとりまとめる方針。各省庁などにガイドラインとして示すという。
内閣府によると、統計調査や申請書の性別欄は男女どちらかを選ぶものがほとんど。出生時の性別と自認する性が異なるトランスジェンダーなどは反映されず、性的少数者への配慮から学校や自治体の申請書などで性別欄をなくす動きが広がっているという。
一方、統計調査で性別欄が撤…
- 【視点】
記事中にもありますが、異なるマイノリティの考慮が衝突してなかなか悩ましい問題です。個人的な経験でも、入試の願書で性別欄は不要ではないかということが話題になったことがありますが、所属先の大学では女性比率の低さが課題になっていることからして、
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私がアドボカシーグループに所属している国際NGOプラン・インターナショナル・ジャパンでは、調査を行う場合、アンケートに協力いただく方には「男性」「女性」のほかに「その他」「答えたくない」の4つで性別について質問を行っています。調査内容がジェ