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健康寿命どう延ばす? 躍進の大分県、2位の山梨県の特徴や目標は

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編集委員・辻外記子
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 生活に支障なく過ごせる期間の平均を示す「健康寿命」の最新データが2021年末に公表された。「これをすれば延びる」という明確なものはなく、「順位に一喜一憂するのはいかがなものか」という声もある。でも、やはり健康な期間は長いほうがいい。高い順位の自治体の取り組みや特徴を探った。

「日本一」めざした大分県

 「まさか」。最新の2019年時点の健康寿命が公表された21年12月、大分県の担当者は、47都道府県の順位をみて驚いた。男性は1位、女性4位。前回の16年の男性36位、女性12位から大きく順位を上げた。

 躍進は、以前からの取り組みの成果ともいえる。大分県は07年、全国で初めてタクシーを全面禁煙とした。10年から高齢者が趣味や運動をする「通いの場」事業に力を入れてきた。参加率は19年時点で約16%と全国1位だ。

 14年度には、現役世代をターゲットに事業所で健康づくりに取り組んでもらおうと、県による健康経営認定制度をスタート。16年には、保健師、管理栄養士らによる健康寿命延伸班を福祉保健部に設け、「日本一」をめざす県民会議をつくった。

 データを分析すると、50歳ごろのメタボリックシンドロームや高血圧の人の割合が高い。9~11月を健康寿命延伸月間とし、事業所などで健康イベントを多く開催。従業員の健診受診率100%や禁煙などの条件を満たす、健康経営事業所を増やしてきた。今年3月までに約700が認定されている。

若い世代向けにアプリ

 さらに若い世代向けに18年、スマホアプリ「歩得(あるとっく)」を作った。歩いたり健康診断を受けたりするとポイントがたまり、協力店で特典を受けられる。今年3月時点で約7万ダウンロードされている。

 いま掲げる目標は、「1日の…

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