JR九州が独立役員めぐり開示資料訂正 豪華列車「ななつ星」も要因

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加藤裕則
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 JR九州は10日、2021年度の有価証券報告書などの開示書類を訂正すると発表した。社外からの独立役員が、実際は「独立」していなかったというものだ。この日、決算発表で会見した古宮洋二社長が陳謝し、再発防止に努めるとした。

 対象となった独立役員は、大分・由布院の温泉旅館「玉の湯」の経営者桑野和泉さん。14年6月から社外取締役を務めている。有価証券報告書では独立した社外役員となっていたが、JR九州が自ら定めた独立性の基準に合っていない時期があったという。

 基準では社外役員が経営する会社の売上高について、JR九州との取引(過去3年間の平均)が2%を超えないように定めている。JR九州と玉の湯との取引は17年度は0.16%とわずかだった。18年度からはJR九州の豪華寝台列車「ななつ星」の利用者が定期的に泊まるようになり、20年度までの3年間の平均で2.2%になったという。今年6月の株主総会に向け資料を精査したところ、誤りに気づいたという。

 独立役員の制度は第三者の目…

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