「和平に応じて」 ミャンマー国軍が少数民族に秋波、隠れた狙いは
バンコク=福山亜希
クーデターで権力を握ったミャンマー国軍が、長年対立してきた少数民族武装勢力に対し、繰り返し和平交渉を持ちかけている。4月下旬には国軍トップ自ら交渉の席に着くと表明した。ただ、交渉に応じる姿勢を示したのは主要20勢力の半分にとどまり、国軍の思惑通りには進んでいない。
背景には、国軍の支配に抵抗する民主派が現在、少数民族武装勢力の支援を受けながら武装闘争を続けている事情がある。国軍は少数民族武装勢力を取り込むことで民主派を孤立させ、弱体化させる狙いがあるとみられる。
国軍トップのミンアウンフライン最高司令官は4月22日、「全ての勢力の指導者と会い、平和をもたらすために議論する」と国営放送で表明した。
国軍は2021年2月のクー…