「甲府のジュエリー」ブランド発信へ 甲府宝飾協会を設立

石平道典
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 【山梨】「甲府のジュエリー」を地域ブランドとして世界に発信しようと、甲府市内の宝飾メーカーが主体となった「甲府宝飾プロジェクト」が始動した。一般社団法人「甲府宝飾協会」を立ち上げ、宝飾職人やデザイナーを育てる環境を整えて産業復興を目指していく。

 国内有数のジュエリー産地で、宝石の街とも呼ばれる甲府。だが、高度な技術を持った職人の高齢化や担い手不足に直面。市場も縮小傾向が続いていて、新型コロナウイルスの影響もあり、厳しい経営を余儀なくされているという。

 そこで地域ブランドとして知名度を高めて産業の活性化を図ろうと、市内の宝石メーカー「B.L.S」(渡辺堅社長)が中心となり、同協会を設立した。賛同企業など11社が協力し、卓越した技術を持ち「現代の名工」に選ばれた宝石職人2人も加わった。

 4月下旬に東京都内で記者会見を開き、三つのオリジナルブランドを立ち上げたことなどを発表した。今後、展示会を行うなどして甲府のジュエリーの認知度を高めるとともに、担い手となる職人やデザイナーの育成にも力を入れる。

 同協会の代表に就いた渡辺さんは「甲府の宝石メーカーが団結して、宝飾産業の底上げや後継者育成に努めたい。甲府のジュエリーを世界に向けて発信していければ」と話している。(石平道典)