圏外だった携帯電話…検査厳格化へ 観光船事故、行政指導も次々判明

有料会員記事

磯部征紀 山本孝興、小川崇
[PR]

 北海道・知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故を受け、国土交通省は小型観光船が確実に通信できる手段を確保するよう、検査を厳格化することを決めた。今回の事故で、通信設備の不備が次々と見つかったことを問題視した。再発防止に向けた検討委員会の初会合を11日に開き、設置すべき通信機器のあり方を議論するなど、小型観光船をめぐる規制の見直しを進める方針だ。

 カズワンをめぐっては事故3日前の4月20日、同省所管の日本小型船舶検査機構(JCI)の検査で、船長が陸上との通信手段について衛星電話から携帯電話に変更すると申請。船長が「つながる」と答えたため、検査員が変更を認めたが、この携帯電話の事業者の通信エリア図では航路の大半が圏外だった。実際につながりにくかったとみられ、事故時の船からの通報は乗客の携帯からだった。

 国交省はこうした経緯を重視…

この記事は有料会員記事です。残り1090文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら