ドイツのベアボック外相は10日、ロシアのウクライナ侵攻後、ドイツの閣僚としては初めてウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、キーウでの大使館業務を同日、再開したことを明らかにした。すでに英国やフランスなど欧州各国が業務を再開し、米国やカナダも近く再開する予定だ。ウクライナのクレバ外相との共同記者会見で語った。
ロシアが2月下旬にウクライナに侵攻した後、各国の大使館員がキーウから撤退。ドイツも隣国ポーランドから業務を続けていた。再開後も当面は限られた要員での業務になるという。
ベアボック氏は会見で「私たちは欧州における自由なウクライナを人道的、財政的、経済的、技術的、政治的、エネルギー的な側面から、長期的に支援し続ける」と述べた。
また、ベアボック氏は「恐ろしい戦争犯罪を起こさせないため」として、ウクライナへの軍事支援を強化する方針も示した。最新鋭の自走榴弾(りゅうだん)砲「パンツァーハウビッツェ2000」をドイツから7両、オランダから5両提供し、数日以内に共同でウクライナ兵への訓練を始めるという。
ベアボック氏は「ウクライナ…
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