日本郵便元社員、顧客の貯金520万円を無断で引き出す 容疑で送検

比嘉展玖
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 貯金の相談に来た顧客のキャッシュカードを使って現金約520万円を無断で引き出したとして、警視庁が日本郵便元社員の30代男を窃盗容疑で書類送検していたことが、同庁への取材でわかった。男は容疑を認め、「主に競馬などのギャンブルに使った」と話しているという。

 南大沢署によると、男は東京都八王子市の京王堀之内駅前郵便局に勤務していた2020年9月~21年2月、同郵便局内のATMで、顧客の男性のカードを使って20回以上にわたって現金計約520万円を引き出した疑いがある。男性は高齢で、貯金の相談を受けた男が「磁気の確認が必要」などとうそを言ってカードを預かっていたという。

 男性の家族が不審に思い、日本郵便に相談。社内調査に対し男が事実関係を認めたため、同社は21年8月に男を懲戒免職とし、22年1月に告訴していた。(比嘉展玖)