米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は10日、買収合意した米ツイッターが「永久凍結」にしたトランプ米前大統領のアカウントについて、買収完了後に凍結を解除する考えを明らかにした。トランプ氏のアカウント凍結は米国で賛否が割れており、実現すれば反発は必至だ。
「(永久凍結は)道徳的に間違いで、全く愚かなことだ」。マスク氏は同日、英紙フィナンシャル・タイムズのイベントで、トランプ氏のアカウントの扱いを聞かれ、こう話した。「私の答えは、永久凍結は撤回するということだ」
「マスク氏は親切」「『表現の自由』と正反対」 分かれる賛否
マスク氏はトランプ氏の排除…
- 【視点】
「表現(言論)の自由市場」をめぐる問題です。表現の自由は人権の根幹ですが、他者の人権を侵したり、社会を混乱させたりしないようにすることとどう調和を図るのか。そこに政府が介入していいのか――という古くからの懸案が、SNSの発達でこの記事にある