• アピタル

熊本・慈恵病院で国内2例目の内密出産 児童福祉法の課題も

有料会員記事

堀越理菜
[PR]

 熊本市の慈恵病院は11日、国内2例目となる「内密出産」があったと発表した。熊本県外在住の成人女性で、4月に出産した。赤ちゃんは現在、病院で保護しているという。蓮田健院長は「内密出産は私たちにとって非常に重いが、赤ちゃんの遺棄・殺人を防げた」と述べた。

 内密出産は予期しない妊娠をした女性が、病院の担当者だけに身元を明かして出産し、後に子どもが出自を知ることができる仕組み。慈恵病院が2019年に独自に導入を表明した。昨年末に県外在住の10代の女性が出産し、国内で初めてのケースになった。

 11日に会見した蓮田院長らによると、2例目となった女性は昨年後半にメールで「誰にも頼れない、話せない妊娠です。どうしても子どもを守りたいです」などと病院に相談。内密出産を希望し、4月に出産した。

 「できれば自分で育てたかった」「赤ちゃんにできる精いっぱいの愛情を」と、赤ちゃんに母乳を与えた。退院時、新生児相談室長にのみ身元を開示。身分証のコピーや特別養子縁組を望む書面、赤ちゃんへの手紙も残した。

 女性は11日の病院の会見に…

この記事は有料会員記事です。残り482文字有料会員になると続きをお読みいただけます。