周防大島を自転車で一周 15日、3年ぶり「シマクル」

川本裕司
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 山口県周防大島の一周約90キロを走る自転車イベント「シマクル2022」が15日に開かれる。サイクリストに瀬戸内海の景観や島の食を楽しんでもらい、自転車を通じた島おこしにつなげようという企画だ。コロナ禍で中止が続き、3年ぶりの開催となる。

 主催は周防大島サイクルアイランド推進協議会。周防大島は2018年10月、本土と結ぶ大島大橋に貨物船が衝突する事故で断水などの被害を受けた。島の復興をめざす一連のイベントの一環として、シマクルが翌19年4月に開かれ、150人が参加した。

 2回目の今回は午前9時に周防大島町西方の道の駅「サザンセトとうわ」前を出発する。シマクルは、順位を競うタイムレースではなく、10人ずつが1分おきにスタートして、時計回りに島の海岸線を回る。道案内の伴走者もつく。コースの途中にみかん鍋やサザエのつぼ焼きなど島の食事が用意されているのも、参加者の楽しみだ。

 周防大島は、14年から始まった柳井市を発着する自転車イベントのコースにもなっていて、サイクリストからの知名度が定着しつつある。シマクルの参加は2月から受け付け、4月17日の締め切りを前に300人の定員がいっぱいになった。参加者の半数は広島県福岡県など県外からで、広く注目されているようだ。

 推進協議会は、広島県尾道市を起点に、自転車コースとして有名なしまなみ海道を通って松山市からフェリーで周防大島に渡り、最後は電車で尾道市へ戻る「瀬戸内ロングライド」を提唱している。周防大島観光協会の江良正和事務局長は「自転車を通じて島外からたくさんの人に来てもらい、島を活性化させたい」と話している。(川本裕司)