学生時代、あなたはどんなことに力を入れて取り組みましたか――。就職活動でよく聞かれるいわゆる「ガクチカ」。就職活動が山場を迎えた今、就活生の間では、このガクチカへの懸念が広がっている。2年間、家にこもりがちだった若者に、改めて「コロナの壁」が立ちはだかる。
4月下旬、名古屋市内であった大学生向けの合同説明会。企業の人事担当者の説明に、リクルートスーツ姿の就活生たちが真剣な表情でメモ帳にペンを走らせる。そんななか、愛知県内の私立大学4年の女子学生(21)が、肩を落としてつぶやいた。
「ガクチカが一番困っている。何もなくて……」
■アピール材料、コロナ禍で不…
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- 【視点】
■ガクチカ至上主義を粉砕せよ 日本で初めて「ガクチカ」という言葉を書籍に掲載したのは、私らしい。2010年のことだ。「学生時代に力を入れたこと」の略だ。就活生や、キャリアセンター職員など大学教職員が使っていた言葉である。「意識高い系」同

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