「レオタード」を忘れない 40年前、国立競技場で浴びた心ない言葉
堤之剛
日本で初となる女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ」の最初のシーズンが終盤を迎えている。
5月14日には東京・国立競技場でINAC神戸―三菱重工浦和戦が開催される。
リーグの運営トップの初代チェア、岡島喜久子さん(64)には、日本女子サッカー草創期に国立競技場で聞かされた忘れられない言葉がある。
自らも選手だった。1979年、日本女子連盟が設立された際、理事に就いた。
同じ年、全日本女子選手権が始まり、運営に携わった。
80年代のことだった。決勝の会場には国立競技場が使われるようになっていた。
ピッチの横で決勝を見ている…