対中念頭の経済枠組み、ASEANの複数国参加 米高官が見通し示す

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ワシントン=園田耕司
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 米国家安全保障会議のキャンベル・インド太平洋調整官は11日、中国への対抗を念頭に米国主導で立ち上げるインド太平洋経済枠組み(IPEF)に、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟の複数国が参加するとの見通しを示した。12~13日に首都ワシントンで開催される米国とASEANの特別首脳会議でもIPEFは議題となるという。

 米シンクタンクのイベントでキャンベル氏は「東南アジア全域で、IPEFについて高い関心がある」と述べ、ASEAN加盟の複数国の参加が見込まれることに言及した。IPEFは環太平洋経済連携協定(TPP)を離脱した米国が、インド太平洋地域への関与を維持するために考え出した枠組み。実際の中身にはあいまいな面も多いが、参加国間でデジタル経済や脱炭素、人権や労働などの分野で協力やルール作りを進め、中国に対抗する狙いがある。

 米ASEAN首脳会議がワシントンで開催されるのは初めて。トランプ前政権下でも一時検討されたが、実現しなかった。キャンベル氏によると、IPEFのほか、中国、ミャンマー、ロシアのウクライナ侵攻問題が協議されるという。

 11日に電話会見した米政権…

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