広島都心部の再開発、有識者ら提言の初会合 デザインなど議論

福冨旅史
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 広島市中区基町に市や朝日新聞社などが高層ビルを中心とした大規模複合施設を建設する再開発事業について、有識者らが提言する「市都市デザインアドバイザー会議」の初会合が12日、同市役所であった。ビルのデザインなどについて議論が行われた。

 都市環境学が専門の田中貴宏・広島大学大学院先進理工系科学研究科教授ら8人の委員が出席。委員からは「歴史を感じられる広島らしい建物を配置するべきだ」「圧迫感がない外観にしてほしい」などの意見が出た。6階部分に相生通りに張り出したオープンスペースを整備する計画について、「一般の人も立ち寄りやすい場所にしてほしい」という声もあった。

 市の小倉宏彦・市街地再開発担当課長は「権利者や従業員のみなさんのご意向を第一に考えて、改めて検討したい」と話した。会議はさらに2回行われる予定だ。

 高層ビルは、広島都心部の新たなビジネス拠点をめざして2022~23年度に着工し、27年度に完成させる方針。地上31階(高さ約160メートル)の低層部に広島商工会議所や店舗、駐車場が入り、中層部はオフィス、高層部はホテルにする。再開発事業の代表施行者は都市再生機構で、共同施行者は朝日新聞社のほか、中国電力ネットワーク、朝日ビルディング。(福冨旅史)