コスモ、業界再編を否定 「エネルギー費やしている場合なのか」

宮川純一
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 石油元売り大手コスモエネルギーホールディングスの植松孝之専務は12日、業界再編への観測が出ていることについて、「再編に経営のエネルギーを費やしている場合なのか」と否定的な考えを示した。旧村上ファンド系の投資会社が、コスモの発行済み株式の5・81%を取得していた。

 植松氏は株主との協議内容は開示しないとしたうえで、業界が優先すべきは脱炭素化の対応だと主張。「業界の垣根を越えいろんな会社とテーマごとに協業している」と語った。

 この日発表した2022年3月期決算は、売上高が前年比9・3%増の2兆4404億円、純利益が同61・7%増の1388億円で過去最高だった。原油価格が高騰し、以前に仕入れた在庫の価値がふくらみ業績を押し上げた。(宮川純一)