瀬戸内の島の魅力に触れて 本四高速が14・15日に島旅フェス
福家司
本州四国連絡高速道路(神戸市)は14、15日、香川県坂出市の与島を主会場に、ライブやクルーズなどで瀬戸内の島の魅力を発信する初のイベント「せとうち島旅フェス2022」を開く。
瀬戸中央自動車道の与島パーキングエリアに設ける「せとうち島旅ステージ」で、14日午前10時からバイオリニストの葉加瀬太郎さんがミニライブを開き、瀬戸内の島々をテーマにした新曲を披露。これを皮切りに、香川、岡山両県の音楽家や太鼓グループなどが出演する。島のグルメ、物産を販売するマルシェも開かれる。
与島から出航し、本島(丸亀市)の笠島地区にある伝統的な町並みを散策したり、瀬戸大橋をくぐって岩黒島(坂出市)を一周したりするクルーズのほか、瀬戸大橋のケーブルを支える巨大なアンカレイジ(橋台)の内部の見学ツアーもある。
総合プロデューサーの旅作家、小林希さん(東京)は「与島がある塩飽諸島では、塩飽水軍の活躍など豊かな歴史と文化が残る。その中ではぐくまれた生活の知恵や生きる力に触れてほしい」と話している。
ステージは無料だが、クルーズ、見学ツアーは当日受け付けで料金はクルーズ千円、ツアー500円。問い合わせは本四高速のイベント係(078・291・1074)へ。(福家司)