京都市がスケボー場を宝が池公園に 「ブームで終わらせない」

河原田慎一
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 京都市は、常設のスケートボード練習場を宝が池公園(左京区)の一角に整備すると発表した。約7千万円の整備費を盛り込んだ総額5億7200万円の補正予算案を、18日開会の5月市議会に提案する。可決されれば、2024年度のオープンを目指す。

 スケボーは昨年の東京五輪で日本選手のメダルラッシュとなったこともあり、子どもから中高年層まで愛好者が増えている。

 だが、市の公園にある常設の練習場は南区の火打形公園しかない。市は昨年、市内3カ所の公園で試行的に専用エリアを設置。すると、市北部にも常設の練習場の整備を求める声が上がったという。

 市民スポーツ振興室によると、宝が池公園球技場の南側の専用エリアに隣接する、空き地約1500平方メートルを常設練習場として整備する。スケボー練習場のほか、バスケットボールのゴールなども設置した施設にするという。市の担当者は「関係団体などの意見を聞きながら、整備計画を描いていきたい」としている。

 南区の練習場にほぼ毎日通っているという緒方太一さん(22)は「パークごとに特徴があるので、選択肢が増えるのはうれしい。初心者や小さい子にとって練習しやすく、通いやすい場所にしてほしい」と期待する。

 宝が池公園の専用エリアを訪れた北区の会社員男性(48)は「音がうるさい、マナーが悪い人がいる、といった声は、もっともだと思う。ルールを守って練習している人のためにも、専用の練習場所があると、とても助かる」と話した。

 市スケートボード協会副会長の荒川雄介さん(46)は「一過性のブームで終わらせないためにも、ちゃんと基礎練習ができる場所が必要だった。新たに整備されることは大変ありがたい」と語った。(河原田慎一)