におい嗅いで不明者捜索→18分で発見 嘱託警察犬に感謝状 愛知

松島研人
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 行方不明者を発見したとして、愛知県警一宮署は嘱託警察犬のアグネス号(8)と訓練士の境史雄さん(56)に感謝状と骨型のガムを贈った。

 署によると、一宮市内で4月17日午前9時ごろ、「家族がいなくなった」と110番通報があった。署員らが付近を捜したが見つからず、警察犬の出動を要請。午後1時すぎにアグネス号が到着した。靴のにおいを嗅がせると、すぐに地面に鼻をつけ、北の方角にずんずんと進んでいった。

 しばらくして、アグネス号が来た道を引き返し始めたため、境さんが辺りを見回すと、前方を似た人物が歩いており、確認した結果、行方不明者本人であることが判明。アグネス号が捜索を始めてから18分後の出来事だった。

 約5年前から嘱託警察犬として活動しているが、行方不明者を発見するのは初めてというアグネス号。境さんによると、足跡のにおいを追いかける能力や、複数のにおいを嗅ぎ分ける能力が高いという。

 同署の斎藤実署長は「発見が遅れると事故に巻き込まれるおそれもあった。人命を救っていただき感謝する」。境さんは「今後も、一人でも多くの行方不明者を見つけて社会に貢献したい」と話した。(松島研人)