セーラー服を最初に採用したのは? 研究者が通説覆す発見、一冊に

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進藤健一
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 学生服の定番、セーラー服が誕生して1世紀余り。その知られざる歴史をひもといた一冊『セーラー服の誕生 女子校制服の近代史』が、大倉精神文化研究所(横浜市港北区)の客員研究員で日大商学部准教授の刑部(おさかべ)芳則さん(44)の手でまとまった。日本女性が洋服を着るきっかけにもなり、全国の女学生があこがれた制服についての「物語」だ。

 「セーラー服を日本一早く採用した学校は?」。15年ほど前、こうした論争が世間をにぎわせたのが本書のきっかけとなった。

 それまでの通説は福岡女学院(福岡市)だったが、大手制服メーカーがホームページで平安女学院(京都市)がいち早く採用したと紹介した。ただ、日本近代史が専門の刑部さんは「調査数は少なく、疑問だった」といい、セーラー服を学術的に調べることを決意。全国に900校以上あった高等女学校の史料を国立国会図書館や各県の図書館、学校も巡るなど10年をかけて調べ上げ、普及の背景を詳細にまとめた。

 その結果、最も早く導入した…

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