岸田首相、途上国支援「最大50億ドル」 コロナ・サミットで説明

森岡航平
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 岸田文雄首相は12日、米国主催の「新型コロナサミット」で、ビデオメッセージ形式で演説した。新型コロナの収束に向けて、日本政府がこれまでに行った途上国などへの支援が約50億ドルに上ることを説明。「パンデミックを終焉(しゅうえん)させ、より良い健康安全保障を構築する」と語り、具体的な取り組みを加速させる考えを示した。

 首相は、途上国などに新型コロナワクチンを分配するための国際的な枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」に拠出済みの10億ドルに加え、最大5億ドルを拠出すると述べた。各国・地域でのワクチン輸送や接種体制を強化する「ラスト・ワン・マイル支援」も計77の国と地域に広げ、約1・6億ドル規模で実施していく方針も示した。これらを含めた支援の合計が50億ドルに上るとし、「支援を力強く実施していく」と強調した。

 この50億ドルとは別に、首相はワクチン開発のための世界的な機構「CEPI」に対しても今後5年間で新たに3億ドルを支援する考えを改めて示した。(森岡航平)