光をも吸い込むブラックホールの撮影方法は 奮闘する国際チーム

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玉木祥子
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 私たちがいる天の川銀河の中心の巨大なブラックホールの姿が、光のリングとして浮かび上がった。国際的な研究チームが12日夜、画像を発表。ブラックホールの構造の解明につながると期待が寄せられている。

 日本時間午後10時から、研究成果の発表が米国やドイツなどで始まった。

 東京都内で開かれた記者会見では、画像の解析に貢献した独ゲーテ大学フランクフルトの森山小太郎・ポストドクター研究員が、ブラックホール「いて座A(エー)*(スター)」の画像を紹介し、研究の概要を説明した。

 「観測データと理論シミュレーションの組み合わせによる膨大なテストによって、いて座A*がリングの特徴を持つことが極めて高いことを定量的に示すことに成功した」と喜んだ。

 そもそも、ブラックホールとは何なのか。

 そのまま日本語にすると「黒い穴」となるが、穴ではなく天体だ。密度が非常に大きく、強力な重力が働き、吸い込まれると逃げられない。秒速30万キロの光でさえとらえられてしまう。

 ブラックホールの存在は、アインシュタインの一般相対性理論によって予言されてきたが、光を発しないブラックホールの姿をとらえることはできないと考えられていた。

 この難題に挑んだのが、今回…

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