「憲法改正」と「9条改正」に温度差ある世論 論点はさまざま

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記者解説 世論調査部・北見英城

 「世論の動向を見ると、どの調査を見ても『憲法改正に向かって議論せよ』『攻撃力を持ちなさい』『核兵器についても議論してください』(との意見が多数だ)。国民の方が、政治よりはるかに先を行っている」

 憲法記念日の3日、東京・平河町で開かれた改憲派の集会。ジャーナリスト櫻井よしこ氏は、ロシアのウクライナ侵攻に言及しながら、憲法改正や国防強化の必要性を訴えた。

 朝日新聞の世論調査では、そのような結果が出ているのか。

改憲「必要」は増加

 まずは「憲法改正」についての意識から見てみる。朝日新聞社が今年実施した郵送調査では、いまの憲法を「変える必要がある」と答えた人は56%(昨年調査で45%)で、「変える必要はない」37%(同44%)を上回った。比較可能な2013年以降で、改憲必要派は最多だ。

 男女別では男性が58%(同52%)、女性が53%(同40%)で、特に女性が増加している。支持政党別では、憲法改正に前向きな姿勢を示している自民の支持層で必要派は58%、維新の支持層で67%。立憲の支持層や改憲に慎重な姿勢を示している共産の支持層でも、ともに約4割が「必要」とした。

 確かに憲法改正に前向きな声が多数を占めていると言えるだろう。それでは、攻撃力や核兵器など「国防」についてはどうだろうか。

 朝日の場合、憲法改正を「必…

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